41 すべて完全な

「悪魔」が、高所にある私の部屋へ、
今朝、来て私に会った、
そして、私の過ちの現場をわざと押さえるつもりで、
私に言った、「わしは、よく知りたいものだ、

彼女の魅力がつくられている
すべての美しいもののなかで、
彼女の魅了する体を構成する
黒の、あるいはピンクの物体のなかで、

最も甘美なものは何かな。」― オーわが魂!
君は「嫌われ者」に答えた、
「彼女については、すべてが癒しの薬草だ、
何も選ばれることはできない。

すべてが私をうっとりさせるのに、何かが私の
心をとらえるのかどうかなんか、私は知らない。
彼女は曙の女神のように目をくらまし
夜の女神のように慰める。

そしてすべての彼女の美しい体をつかさどる
その均整はあまりにも上品である。
無力な分析によって
その多数の和音を記譜するには。

オー神秘のメタモルフォーゼ
すべての私の感覚がひとつに溶け合っている!
彼女の吐息は音楽をなす、
彼女の声が芳香をなすように!」