SSブログ

117 キューピッドと髑髏 L'Amour et le crâne


    117 キューピッドと髑髏
          古い章末のカット

「キューピッド」は「人類」の髑髏の上に
   座っている、
しかもこの玉座の上の未信者が
   厚顔な笑いで、

陽気に吹いているのはシャボン玉、
   それは空に上がっている、
エーテルの奥のさまざまな世界に
   つながるかのように。

輝いて弱々しいその球は
   大きく飛翔して
破裂する、そしてかぼそい魂を吐き出す、
   黄金の夢のように。

私は聞こえる、それぞれのシャボン玉に
   髑髏が懇願しうめくのが。
━━「この遊びは、冷酷でばかげているが、
   いつ終わるつもりなのか?

なぜなら君の残忍な口が
   空中にまき散らしているもの、
人殺しの怪物、それは私の脳みそ、
   私の血、私の肉だから!」



共通テーマ:学問

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。