SSブログ

Ⅲ  額縁 Le Cadre


            Ⅲ

            額縁

美しい額縁は絵画に、その絵画が
褒めちぎられた筆づかいであろうとも、
広大な自然からそれを孤立させていて、
何か魅了する一風変わったものを付け加える。

そのように、アクセサリー、家具、金属、金箔は、
彼女の稀な美しさにちょうど合っていた。
何ひとつ彼女の完全な輝きを曇らせるものはなく、
すべてが彼女の縁飾りになっているようだった。。

すべてが彼女を愛したがっていると、
時々彼女は信じさえもしていたようだ。彼女が
気持ちよさそうに溺れさせていたのは、彼女の裸体、

繻子と下着からのキスのなかで。
そして、ゆっくりとまたは急激に、それぞれの動きに
高まっていたのは、猿の子供っぽい魅力。



共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。