82 感応する恐怖 Horreur sympathique
82 感応する恐怖
異様で鉛色したこの空から、
それは君の運命のように大荒れだが、
どんな思いが君の空虚な魂に
降りてくるのか? 答えよ、不信心者。
― 飽くことなく難解や不確実を
渇望する私は、
ラテンの楽園から追い出された
オウィディウスのように嘆きはしない。
空々、砂州のように引き裂かれている、
君たちを使って、映すのは私の傲慢。
喪に服した、君たちの巨大な雲々は
私の夢々を乗せた霊柩車たちだ。
そして君たちのほのかな光は
私の心が気に入る「地獄」からの反映だ。
81 苦悩の錬金術 Alchimie de la douleur
81 苦悩の錬金術
ある人はその人の熱情で自分を輝かす、
他の人は君のなかに喪のしるしを置く。「自然!」
それは、ある人に「墓!」を示すのだが、
他の人に「生命と輝き!」を示す。
未知のヘルメス、君は私を助けているが
いつも私を怖がらせた。
君が私に等しいとする者は、ミダス、
最も悲しい錬金術師だ。
君によって私は金を鉄に変え
天国を地獄にする。
雲の屍衣のなかに
私はいとしい亡骸を見つけ出し、
天の岸辺のうえに
私は巨大な数々の石棺を築く。